指図
「いちいち指図するな」などのように使う「指図」という言葉。
「指図」は、音読みで「さしず」と読みます。
「指図」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「指図」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
指図の意味
「指図」には次の意味があります。
・物事のやり方などを指示・命令して人を動かすこと。また、その指示や命令。(出典:デジタル大辞泉)
こうしろと言いつけて命令することを言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・仕事のやり方を指図されていると感じると、拒絶反応を起こすのだ。
(出典:パトリシア・コーンウェル『証拠死体』)
・何もわからないから、その人たちの指図の通りに動いていた。
(出典:)
・きっと私の旅行のことについてお指図下さるでしょうね。
(出典:モーツァルト/服部龍太郎訳『モーツァルトの手紙』)
・教室では先生の指図に応じて、本を開いたり、鉛筆を動かしたりはした。
(出典:下村湖人『次郎物語』)
・ガイドの指図通りに右を見、左を見るのが身震いするほどいやだからだ。
(出典:堀淳一『物理の風景―数理物理学者の見た世界』)
類語
・命令(めいれい)
意味:上位の者が下位の者に対して、あることを行うように言いつけること。また、その内容。(出典:デジタル大辞泉)
・言付け(ことづけ)
意味:人に頼んで言葉を取り次いでもらうこと。また、その言葉。(出典:デジタル大辞泉)
・指令(しれい)
意味:指揮・命令すること。また、その命令。(出典:デジタル大辞泉)
・沙汰(さた)
意味:決定したことなどを知らせること。通知。(出典:デジタル大辞泉)
・達し(たっし)
意味:官公庁から国民や下級官庁に対して出す通告・命令。ふれ。(出典:デジタル大辞泉)
・下命(かめい)
意味:命令をくだすこと。いいつけ。(出典:精選版 日本国語大辞典)