招聘
「講師を招聘する」などのように使う「招聘」という言葉。
「招聘」は、音読みで「しょうへい」と読みます。
「招聘」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「招聘」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
招聘の意味
「招聘」には次の意味があります。
・礼を尽くして人を招くこと。(出典:デジタル大辞泉)
「招聘」の「招」は呼び寄せること、招くことを意味し、「聘」は礼を尽くして人を招くことを意味するため、「招聘」は礼儀をもって招待することを指します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この日満洲国大使館から私を招聘したという公文の証明書送られて来る。
(出典:伊藤整『太平洋戦争日記(二)』)
・だから、彼女を招聘するために、自分でも不思議なほど熱心になれたのだった。
(出典:織田作之助『青春の逆説』)
・有名無名を一切問わずに、確かな才能と技術を持つ人物を次々と島へと招聘する。
(出典:西尾維新『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』)
・一九〇五年にはまたベルリンからの招聘があったがこれも断った。
(出典:寺田寅彦『宇宙の始まり』)
・その後数年して、またしてもディオニュシオスから再三の招聘がきた。
(出典:プラトン/戸塚七郎訳『饗宴』)
類語
・招請(しょうせい)
意味:頼んで来てもらうこと。招き迎えること。しょうじょう。(出典:デジタル大辞泉)
・招致(しょうち)
意味:招き寄せること。招いて来てもらうこと。招聘(しょうへい)。(出典:デジタル大辞泉)
・召集(しょうしゅう)
意味: 呼び出して集めること。(出典:デジタル大辞泉)
・招待(しょうたい)
意味:客を招いてもてなすこと。催しなどに客として招くこと。また、人にわざわざ来てもらうこと。(出典:デジタル大辞泉)
・召喚(しょうかん)
意味:人を呼び出すこと。特に、裁判所が被告人・証人・鑑定人などに対し、一定の日時に裁判所その他の場所に出頭を命ずること。(出典:デジタル大辞泉)