拗ねる
「拗ねた様子」などのように使う「拗ねる」という言葉。
「拗ねる」は、訓読みで「すねる」と読みます。
「拗ねる」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「拗ねる」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
拗ねるの意味
「拗ねる」には次の意味があります。
・すなおに人に従わないで、不平がましい態度をとる。(出典:デジタル大辞泉)
「拗ねる」とは、相手の言うことを聞かずに不服そうな様子を見せたり、そのようにふるまったりするということです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・まるで眼鏡をかけている時の彼女のように、拗ねた風に唇をとがらせる。
(出典:奈須きのこ『空の境界 (上)』)
・その理由はよくわからないが、そこを突っ込んでいると拗ねられそうだ。
(出典:雨木シュウスケ『レジェンド・オブ・レギオス 第02巻 イグナシス覚醒』)
・片膝を抱えたその姿は、見方によっては、拗ねた子供のようにも見える。
(出典:夢枕獏『沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ二』)
・人間嫌いとか世を拗ねてる人とか、そういうのとは阿良々木くんは違う。
(出典:西尾維新『傷物語』)
・子供っぽい怒りだと分かっていても、拗ねるような口調は止められなかった。
(出典:玉木ゆら『月にむらくも、恋嵐』)
類語
・いじける(いじける)
意味:ひねくれて、すなおでなくなる。すねたようすをする。(出典:デジタル大辞泉)
・駄々をこねる(だだをこねる)
意味:子供などが甘えて無理やわがままを言う。(出典:デジタル大辞泉)
・やさぐれる(やさぐれる)
意味:すねる。ふくれる。また、無気力で投げやりになる。(出典:デジタル大辞泉)
・不貞腐れる(ふてくされる)
意味:不平・不満の気持ちがあって、なげやりな態度や反抗的な態度をする。(出典:デジタル大辞泉)
・拗ける(ねじける)
意味:性質がひねくれる。(出典:デジタル大辞泉)