拒否
「質問を拒否する」などのように使う「拒否」という言葉。
「拒否」は、音読みで「きょひ」と読みます。
「拒否」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「拒否」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
拒否の意味
「拒否」には次の意味があります。
・要求や提案を聞き入れないで断ること。拒絶。(出典:デジタル大辞泉)
「拒否」をわかりやすく言うと「NOと言うこと」という意味です。
反対語は「承諾」や「承認」です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それは考えることを拒否した人の行為として細かく描かれているわけだ。
(出典:ヘミングウェー/高村勝治訳『武器よさらば』)
・しかし、彼らはわれわれがそこにいくのを拒否することはできなかった。
(出典:ウルフ/岡部宏之訳『新しい太陽の書1』)
・紳士道によって、個人的な関心を表に出すのを、拒否しているのだろう。
(出典:ピアズ・アンソニイ『魔法の国ザンス1~カメレオンの呪文~』)
・心の中でどれだけ抵抗出来ても、目や肌がピリピリと拒否反応を起こす。
(出典:入間人間『電波女と青春男 第6巻』)
・第三の市民 まだあの男と決つた訳ではない、これからでも拒否できる。
(出典:シェイクスピア/福田恆存訳『コリオレイナス』)
類語
・拒絶(きょぜつ)
意味:相手の頼みや要求をこばむこと。(出典:デジタル大辞泉)
・毛嫌い(けぎらい)
意味:これという理由もなく、感情的に嫌うこと。わけもなく嫌うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・謝絶(しゃぜつ)
意味:相手の申し入れを断ること。(出典:デジタル大辞泉)
・不承(ふしょう)
意味:いやいやながら承知すること。(出典:デジタル大辞泉)
・辞退(じたい)
意味:勧められたことを遠慮して断ること。また、自分の既得の地位・権利などを遠慮して放棄すること。(出典:デジタル大辞泉)