押印
「押印済み」などのように使う「押印」という言葉。
「押印」は、音読みで「おういん」と読みます。
「押印」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「押印」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
押印の意味
「押印」には次の意味があります。
・印を押すこと。(出典:デジタル大辞泉)
もともとは「捺印(なついん)」と言いましたが、当用漢字の制定などによって「押印」になりました。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・目の前には、押印のすんだ離婚届を入れた白い封筒が置かれている。
(出典:赤川次郎『死者は空中を歩く』)
・「ほら、これだ」 アンリは王璽の押印してあるその紙に目を走らせた。
(出典:アレクサンドル・デュマ/鹿島茂編訳『王妃マルゴ(下)』)
・先生に署名と押印をしてもらって、あとは事務局に郵送すればオッケーだ。
(出典:誉田哲也『武士道シックスティーン』)
・知事はそれを登記簿に載せられた押印と照合してから、受領の署名をした。
(出典:フーリック/大室幹雄訳『中国黄金殺人事件』)
・法務大臣自らが署名押印したものでなくてはならず、事務次官の代筆は認められない。
(出典:大塚公子『死刑囚の最後の瞬間』)
類語
・捺印(なついん)
意味:印判をおすこと。また、おした印影。(出典:デジタル大辞泉)
・押捺(おうなつ)
意味:判などを押すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・捺す(おす)
意味:印判などを押しつけて形を写す。(出典:デジタル大辞泉)