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抜去とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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抜去

「速やかに抜去する」などのように使う「抜去」という言葉。

「抜去」は、音読みで「ばっきょ」と読みます。

「抜去」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「抜去」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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抜去の意味

「抜去」には次の意味があります。

抜き去ること。(出典:デジタル大辞泉)

何かを引き抜くときに用いられる言葉です。物を対象として用いられます。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

使い方・例文

・このとき大器斎は、すでに完了した隠居からその老根を抜去している。
(出典:山田風太郎『姦の忍法帖』)

抜去してほしい、と彼女の体は言っていた。
(出典:片岡義男『物のかたちのバラッド』)

・だが何も言わずにそのまま視線を落とし抜管、それから点滴ライン抜去を始めた。
(出典:海堂尊『チーム・バチスタの栄光(下)』)

・一昨日には腎の上極に残してあったドレーンを抜き、そして今日は尿道に入れたカテーテルを抜去した。
(出典:瀬名秀明『パラサイト・イヴ』)

・しかし、以上のタブーすべてを避けるように努めても若すぎてジュースにあふれすぎる良心なき正直者がいきりたちはじめると、、瞬間抜去法によるしかない。
(出典:開高健『(耳の物語1) 破れた繭』)

・リンガをヨニに嵌入したまま、これを抜去せずに、何度も上下に動かせば〈雀のたわむれ〉と呼ばれる。
(出典:ヴァーツヤーヤナ/大場正史訳『カーマ・スートラ』)

・人毛であるとなれば、発生部位、性別、年齢の推定、毛髪の損傷、散髪後の日数推定、抜去毛か脱落毛か、脱毛の原因、血液型、毛髪の微量含有物質など、かなりのことがわかるので、個人識別をすることも可能になる。
(出典:上野正彦『死体は語る』)

・根元まで貴代子の体内に埋没した新開は、隙間なく埋め立てられた充足感を味わう間もなく、根幹から抜去した。
(出典:森村誠一『夢の原色』)

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