承認
「正式に承認する」などのように使う「承認」という言葉。
「承認」は、音読みで「しょうにん」と読みます。
「承認」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「承認」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
承認の意味
「承認」には次の意味があります。
・よしとして、認め許すこと。聞き入れること。(出典:デジタル大辞泉)
一般的には、上記の意味ですが、法律的には、「そのことが正当であると認めること」や「国家などの国際法上の地位を認めること」という意味で使います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それに彼女は民間協力者として、正式な承認と評価を得ているんだぞ。
(出典:冲方丁『マルドゥック・スクランブル The Third Exhaust 排気』)
・つまり僕の言ったことが本当だってことを承認してるんじゃないか?
(出典:中山省三郎『カラマゾフの兄弟』)
・客観性の足りなさは、自分として承認せざるを得ないと思う。
(出典:宮本百合子『日記』)
・すなわち歴史以前の悲劇のその他の場面も承認を迫ってきたのである。
(出典:フロイト/渡辺哲夫訳『モーセと一神教』)
・誰もが自分のしたい仕事を申しでて、承認されようと切磋琢磨している。
(出典:松岡圭祐『千里眼の教室』)
類語
・是認(ぜにん)
意味:よいとして認めること。そうであると認めること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・お墨付き(おすみつき)
意味:権力・権威のある人の与える保証。(出典:デジタル大辞泉)
・賛同(さんどう)
意味:他人の意見などをよしとして同意すること。賛成。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・許可(きょか)
意味:願いを聞き届け、ある行為・行動を許すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・承諾(しょうだく)
意味:相手の意見・希望・要求などを聞いて、受け入れること。(出典:デジタル大辞泉)