手軽
「手軽なレシピ」などのように使う「手軽」という言葉。
「手軽」は、訓読みで「てがる」と読みます。
「手軽」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「手軽」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
手軽の意味
「手軽」には次の意味があります。
・手数がかからず、簡単なさま。(出典:デジタル大辞泉)
「手軽」をわかりやすくいうと、難しさがなく手間もかからないという意味になります。何かをしようとしたときに、作業が少なくて複雑さがないということをあらわす言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・川はこの辺の子供にとって手軽な遊び場だった。
(出典:有川浩『空の中』)
・教室所属の図書室の便利なのは、量はともかく、必要な情報が手軽に手に入るという点であろう。
(出典:養老孟司『脳の見方』)
・手軽さが売りのこの食べ物は、現場の状況を考えるに最適の選択であるとは思う。
(出典:雨木シュウスケ『鋼殻のレギオス10 コンプレックス・デイズ』)
・私がたったひとりで、今日中に決着できるものすごくお手軽な方法です。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 7 皆殺し編』)
・ぼくの考えでは、彼は手軽に近所の薬局から買ったに違いないからね。
(出典:松本清張『火と汐』)
類語
・安易(あんい)
意味:わけなくできること。たやすいさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・簡単(かんたん)
意味:時間や手数がかからないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・単簡(たんかん)
意味:単純でわかりやすいこと。また、そのさま。あっさりしていて手数のかからないさま。簡単。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・易しい(やさしい)
意味:解決や実現がたやすい。面倒なことがなく、容易である。(出典:デジタル大辞泉)
・容易(ようい)
意味:たやすいこと。やさしいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)