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手薄とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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手薄

「手薄な場所」などのように使う「手薄」という言葉。

「手薄」は、訓読みで「てうす」と読みます。

「手薄」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「手薄」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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手薄の意味

「手薄」には次の二つの意味があります。

1 手もとに金銭や物品をあまり持っていないこと。
2 人手が少なくて不十分なこと。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味や使い方については下記の通りです。

手薄の意味①「手もとに金銭や物品をあまり持っていないこと。」

「手薄」の一つ目の意味は「手もとに金銭や物品をあまり持っていないこと。」です。

「所持金が手薄になった」などのように使われる場合はこの意味です。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・まさか月華がこれほど遠くまで来ているとは思わなかったので、正直なところ備えは手薄だ。
(出典:秋山瑞人『龍盤七朝DRAGONBUSTER 第一回(電撃hp vol.43)』)

・しかし、各企業では、手薄なところもあるようである。
(出典:星新一『きまぐれ博物誌』)

・ジュニアにかまけて、あたしたちのほうが手薄になったのだ。
(出典:高千穂遙『ダーティペアシリーズ3 ダーティペアの大乱戦』)

・現在の資力が手薄になるほど、未来にはたいした資力があると心にえがきたがった。
(出典:ルソー/桑原武夫訳『告白(上)』)

・それだけのことでも、たか子は自分の身辺が手うすになったような心細さを感じた。
(出典:石坂洋次郎『陽のあたる坂道』)

手薄の意味②「人手が少なくて不十分なこと。」

「手薄」の二つ目の意味は「人手が少なくて不十分なこと。」です。

この意味では、物ではなく人手が足りていないときに使われます。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・その日はたまたま日曜日で、病院が手薄になったときを狙ったんですね。
(出典:泡坂妻夫『死者の輪舞』)

・ヒュドラの来襲で判明したのは、この方面の守りが手薄だということだ。
(出典:水野良『新ロードス島戦記1 闇の森の魔獣』)

・征東大将軍に任命されたとはいうものの、あの手薄な人数で行くのだ。
(出典:海音寺潮五郎『平将門 下巻』)

・めぐみくんが殺されたのは警戒が手薄だったからではないですか。
(出典:鮎川哲也『朱の絶筆』)

・だから警備が手薄な裏手にいたと思われますが、それとて確証はない。
(出典:京極夏彦『魍魎の匣』)

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