手法
「新たな手法」などのように使う「手法」という言葉。
「手法」は、音読みで「しゅほう」と読みます。
「手法」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「手法」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
手法の意味
「手法」には次の意味があります。
・物事のやり方。特に、芸術作品などをつくるうえでの表現方法。(出典:デジタル大辞泉)
「手法」は、物事の技術的なやり方を意味しており、特に芸術作品の作り方について使われることが多いです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・さらに収録されている短編も純粋の推理小説の手法を使っているという。
(出典:ガボリオ/松村喜雄訳『ルコック探偵(下)』)
・竹を刈る手法はそれぞれが自分で身につけていくほかないのである。
(出典:森見登美彦『美女と竹林』)
・主に童話などで使われる手法なのですが、今回試験運用してみました。
(出典:鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第3巻』)
・だが、手法は浮世絵だがその描き方とテーマはいかにもフランス的だ。
(出典:宮原安春『軽井沢物語』)
・私が敢えて使うこの手法は、しかし、パリ以外でも理解されるだろうか?
(出典:バルザック・オノレ・ド『ゴリオ爺さん』)
類語
・流儀(りゅうぎ)
意味:技術・芸能などで、その人や流派に伝わっている手法・様式。(出典:デジタル大辞泉)
・技法(ぎほう)
意味:芸術やスポーツなどで、そのやり方、方法。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・スタイル
意味:美術・建築・音楽などについて、ある人、流派、時代などに特有な形式、様式。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・方式(ほうしき)
意味:ある一定のやり方。定まった形式・手続き。(出典:デジタル大辞泉)
・型(かた)
意味:同形のものをいくつも作るとき元になるもの。(出典:デジタル大辞泉)