所有
「土地を所有する」などのように使う「所有」という言葉。
「所有」は、音読みで「しょゆう」と読みます。
「所有」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「所有」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
所有の意味
「所有」には次の意味があります。
・自分のものとして持っていること。また、そのもの。(出典:デジタル大辞泉)
自分が所持し有することを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・機械の詳細は大部分ジョーンズ氏の所有であった三冊の書物からとった。
(出典:オーウェル/佐山栄太郎訳『動物農場』)
・教養は勿論ただの教養効果や知識所有量や又お品の好さと一つではない。
(出典:戸坂潤『ひと吾を公式主義者と呼ぶ』)
・そして自分を所有することは同時に一切を所有するということである。
(出典:辻潤『自分だけの世界』)
・これだけを前提として、多数の者のうちからの一所有者を採って考える。
(出典:ワルラス・マリー・エスプリ・レオン『純粋経済学要論』)
・衣服は被害者が所有する前に、すでにほかの人々によって着られている。
(出典:シムノン/長島良三訳『メグレ夫人の恋人』)
類語
・持つ(もつ)
意味:所有している。また、自分のものにする。(出典:デジタル大辞泉)
・有する(ゆうする)
意味:持つ。持っている。所有する。(出典:デジタル大辞泉)
・擁する(ようする)
意味:所有する。(出典:デジタル大辞泉)
・領する(りょうする)
意味:領地として所有する。(出典:デジタル大辞泉)
・占める(しめる)
意味:あるもの・場所・位置・地位などを自分のものとする。占有する。(出典:デジタル大辞泉)