我が強い
いい意味で使われることは基本的にない言葉の「我が強い」
ですが良い意味で言うと「自分がある」ということですよね。
誰かに言われたことがある人はどういう意味かしっかりと知りたいのではないでしょうか?
この記事では「我が強い」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
我が強いの意味
「我が強い」には次の意味があります。
・強情である。意地っ張りである。(出典:デジタル大辞林)
「我が強い」は簡単に言うと「自分の考えを曲げず、意志が強い人」を意味します。
具体的な使い方や例文は下記の通りです。
使い方・例文
・私は我が強いから、仲直りしようなんて気にはなかなかなれないのよ。
(出典:バーネット・フランシス・ホジソン・エリザ『小公女』)
・彼女の気性として、彼女は黙って苦しむことを選んだ。 彼女の気性はわたしのそれに似ていた、つまり我が強く、プライドが高いのである。
(出典:ドストエフスキー/工藤精一郎訳『未成年(下)』)
・人並はずれて我が強く、他人のことばになどいっさい耳を傾けようともせず、おそらく事業面でもかなり悪どいことをやってきたにちがいない夫人は結局、ああいう老いを迎えるのだろう。
(出典:藤堂志津子『熟れてゆく夏』)
・弟は我が強く主張を通すためなら殴り合いも辞さなかったが、大石はものごとを要領よく丸くおさめるほうを選んだ。
(出典:井田真木子『もうひとつの青春 同性愛者たち』)
・巨人の江川や、西本、或いは、日本ハムの江夏も、どちらかといえば、変り者だといわれている。優秀な投手ほど、我が強い。
(出典:西村京太郎『消えたエース』)
・若くて顔はいいが、性格が悪い。とにかく我が強くて強くて、手におえない。
(出典:小野不由美『悪霊シリーズ 7 悪霊だってヘイキ!上』)