懐が深い
「懐が深い人柄」などのように使う「懐が深い」という言葉。
「懐が深い」は、訓読みで「ふところがふかい」と読みます。
「懐が深い」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「懐が深い」の意味や使い方や類語について、わかりやすく解説していきます。
懐が深いの意味
「懐が深い」には次の二つの意味があります。
1 相撲で、腕と胸のつくる空間が大きく、相手になかなか回しを取らせない。
2 心が広く、包容力がある。(出典:デジタル大辞泉)
それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。
懐が深いの意味①「相撲で、腕と胸のつくる空間が大きく、相手になかなか回しを取らせない。」
「懐が深い」の一つ目の意味は「相撲で、腕と胸のつくる空間が大きく、相手になかなか回しを取らせない。」です。
腕と胸のつくる空間が大きく、相手になかなか回しを取らせないことを指します。
相撲用語です。
心の広い力士という意味ではありません。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・懐が深い力士である。
懐が深いの意味②「心が広く、包容力がある。」
「懐が深い」の二つ目の意味は「心が広く、包容力がある。」です。
その人の人間性を表す際に、いい意味として使われます。
ちょっとの事は気にせず、暖かく受け入れてくれることを指します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・自分のことは後回しにして、周りのことを常に考えている彼女は、とても懐が深い人間である。
・なんて懐が深い人なんだ!
・彼女は、人のミスを許せる懐の深い人間である。
類語
・寛大(かんだい)
意味:度量が大きく、思いやりがあり、むやみに人を責めないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・柔軟(じゅうなん)
意味:一つの立場や考え方にこだわらず、その場に応じた処置・判断のできるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・心が広い(こころがひろい)
意味:おおらかで、周囲の状況や他人の言動をよく受け入れる。度量が広い。(出典:デジタル大辞泉)
・包容力(ほうようりょく)
意味:相手のことを寛大に受け入れられる心の大きさ。(出典:大辞林 第三版)