感動
「感動を覚える」などのように使う「感動」という言葉。
「感動」は、音読みで「かんどう」と読みます。
「感動」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「感動」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
感動の意味
「感動」には次の意味があります。
・美しいものやすばらしいことに接して強い印象を受け、心を奪われること。(出典:大辞林 第三版)
「感動」をわかりやすく言うと、漢字の通り「感情が強く動くこと」という意味です。
「感動」は、恐怖を強く感じる場合などの悪い意味では使いません。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼の顔は自分が感動した光景や書物のことを話しながら活気だってきた。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)
・ただ小さなグラチア一人が、涙を浮かべるほどその音楽に感動していた。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)
・嘘だろお前、あれだけ感動的に成仏しておきながら、その後地獄に落ちたの!?
(出典:西尾維新『物語シリーズ 17 終物語(下)』)
・それでも委員長はお母さんのいうことには何の感動もせずに聞いてるだけなの。
(出典:横光利一『上海』)
・私は、最後の一通を受け取ったときの感動を書きたかったのである。
(出典:太宰治『散華』)
類語
・感激(かんげき)
意味:強く心に感じて、気持ちがたかぶること。(出典:デジタル大辞泉)
・感慨(かんがい)
意味:心に深く感じて、しみじみとした気持ちになること。(出典:デジタル大辞泉)
・感心(かんしん)
意味:すぐれたものとして、深く感じて心を動かされること。 (出典:大辞林 第三版)
・感銘(かんめい)
意味:忘れられないほど深く感じること。(出典:デジタル大辞泉)
・陶酔(とうすい)
意味:心を奪われてうっとりすること。(出典:デジタル大辞泉)