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愛想とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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愛想

「愛想が尽きる」などのように使う「愛想」という言葉。

「愛想」は、音読みで「あいそ」と読みます。

「愛想」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「愛想」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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愛想の意味

「愛想」には次の二つの意味があります。

1 人に接するときの態度。また、人当たりのいい態度。
2 人に対する好意・信頼感。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味や使い方については下記の通りです。

愛想の意味①「人に接するときの態度。また、人当たりのいい態度。」

「愛想」の一つ目の意味は「人に接するときの態度。また、人当たりのいい態度。」です。

「愛想のいい人」や「愛想が悪い人」などの場合はこの意味です。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・わたしも会ったことがあるが、ばかに愛想のいい紳士でしたよ。
(出典:カー/平井圭一訳『黒死荘殺人事件』)

愛想のいい微笑をうかべているからといって油断はならない。
(出典:J・ハンター・ホーリー/小倉多加志訳『0011/ナポレオン・ソロ・シリーズ 第11巻 世界木枯し作戦』)

・前の二人より余程愛想のいい、年齢も少しは上らしい男である。
(出典:中島敦『南島譚』)

・将校たちに愛想良く話しかけているのを聞くことが出来た。
(出典:カヴァン『氷』)

・シモーヌはいささか不愛想な調子でいった。
(出典:クリスティ/河野一郎,他訳『事故…クリスティ犯罪・怪奇傑作集』)

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愛想の意味②「人に対する好意・信頼感。」

「愛想」の二つ目の意味は「人に対する好意・信頼感。」です。

「愛想を尽かす」で「人に対する好意や信頼感を無くす」という意味になります。
「愛想尽かし(あいそづかし)」と言うこともあります。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・芸術家としての僕にとうとう愛想をつかしてしまったのだ。
(出典:浜尾四郎『黄昏の告白』)

・鏡に写った自分に愛想がつきたように指を振った。
(出典:ハーラン・エリスン『ステンレス・スチール・ラット シリーズ(全5巻) 3 ステンレス・スチール・ラット世界を救う』)

・もしかして、ついに愛想尽つかされて置いてかれたか?
(出典:枯野瑛『銀月のソルトレージュ2 金狼の住処』)

・一人のひとに愛想づかしをされるようでは、ほかへ行ってもそうではないでしょうか。
(出典:羽仁もと子『女中訓』)

・女の方が愛想づかしをすりゃあ、それでお終えだ。
(出典:夢枕獏『大江戸釣客伝(下)』)

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