意気衝天
「意気衝天の勢い」などのように使う「意気衝天」という言葉。
「意気衝天」は、音読みで「いきしょうてん」と読みます。
「意気衝天」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「意気衝天」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
意気衝天の意味
「意気衝天」には次の意味があります。
・意気込みが天を突くほどに盛んなこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「意気衝天」を分かりやすく言うと「やる気に満ち溢れた状態」のことです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・あの子が見られるということで、意気衝天の勢いやったんよ。
(出典:米谷ふみ子『過越しの祭』)
・いよいよ意気衝天の軍威である。
(出典:吉川英治『私本太平記』)
・麦を踏んで意気衝天の征途につき、涼秋八月、満身創痍の大敗に恥を噛んで国へ帰る将士の気持としては、あながち誇張のない表現かもしれない。
(出典:吉川英治『三国志』)
類語
・意気軒昂(いきけんこう)
意味:意気込みが盛んで、元気いっぱいなさま。(出典:デジタル大辞泉)
・意気揚々(いきようよう)
意味:得意そうなさま。いかにも誇らしげにふるまうさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・新進気鋭(しんしんきえい)
意味:新しく現われて勢いがさかんで鋭いこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・気炎万丈(きえんばんじょう)
意味:さかんに気炎をあげるさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・勃勃(ぼつぼつ)
意味:物事が勢いよくわき起こるさま。(出典:デジタル大辞泉)