意地汚い
「意地汚くまだ食べている」などのように使う「意地汚い」という言葉。
「意地汚い」は、「いじきたない」と読みます。
「意地汚い」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「意地汚い」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
意地汚いの意味
「意地汚い」には次の意味があります。
・飲食物や金銭・品物などを欲しがる気持ちが強い。(出典:デジタル大辞泉)
食べ物やお金などへの欲が強く、がつがつしている様子を指して使う言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・まわりの大人たちも女に意地汚い彼を小馬鹿にしていたと記憶している。
(出典:東山彰良『流』)
・めったに飲めないような高い酒だったから、意地汚く手が出てしまった。
(出典:浅野誠『ビジネスマンの精神病棟』)
・「私もね、ちょっと期待してたんだ」 主は意外に食い物には意地汚い。
(出典:支倉凍砂『狼と香辛料XIII Side ColorsIII』)
・英語が理解できず退屈しているにしても、ちょっと意地汚いぞヨザック。
(出典:喬林知『今日からマ王 第15巻 「宝はマのつく土の中!」』)
・だが、こんな絶品を逃がしたくないという男の意地汚なさが働いている。
(出典:森村誠一『殺人の組曲』)
・カネに意地汚いのは、この街ではなにも彼女に始まった話ではないわけだし。
(出典:賀東招二『フルメタル・パニック!8 燃えるワン・マン・フォース』)
・通称どおりの意地汚い性格の屑で、仕事の仕方も骨までしゃぶり尽くす。
(出典:菊地秀行『トレジャー・ハンター17 エイリアン黒死帝国 上』)
・女としての自惚れも含めて、今確かに意地汚ない気持ちになっていると思う。
(出典:林真理子『最終便に間に合えば』)