想定外
「想定外の結果」などのように使う「想定外」という言葉。
「想定外」は、音読みで「そうていがい」と読みます。
「想定外」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「想定外」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
想定外の意味
「想定外」には次の意味があります。
・事前に予想した範囲を越えていること。(出典:デジタル大辞泉)
「想定」は予想していたこと、考えていたことであり、その範囲の外のことが起こったという意味で「外」がつき、「想定外」となります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・完全に想定外の展開の連続で脳の配線が完全にこんがらがっている状態。
(出典:五十嵐雄策『乃木坂春香の秘密(全16巻) 乃木坂春香の秘密 10』)
・安さんの別れた奥さんが外国人であるとは、まったくの想定外だった。
(出典:歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』)
・あまりにも想定外だったものだから、事態を理解するのに時間がかかっていたのだ。
(出典:伏見つかさ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第4巻』)
・損傷飛行の最中に、こんな作業をする事態など、さすがにまったくの想定外だ。
(出典:賀東招二『フルメタル・パニック!11 ずっと、スタンド・バイ・ミー(上)』)
・無防備なアーシアに想定外の攻撃が加われば、そこに俺が行くのは決まってる。
(出典:石踏一榮『ハイスクールD×D 11 進級試験とウロボロス + 』)
類語
・意外(いがい)
意味:考えていた状態と非常に違っていること。(出典:デジタル大辞泉)
・意想外(いそうがい)
意味:思いがけないこと。思いもよらないさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・予想外(よそうがい)
意味:予想と違った成り行きとなること。(出典:デジタル大辞泉)
・違算(いさん)
意味:みつもりのちがうこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・不意(ふい)
意味:思いがけないこと。意外であること。(出典:精選版 日本国語大辞典)