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平気とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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平気

「平気な顔」などのように使う「平気」という言葉。

「平気」は、音読みで「へいき」と読みます。

「平気」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「平気」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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平気の意味

「平気」には次の二つの意味があります。

1 心に動揺がないこと。落ち着いていること。また、そのさま。平静。
2 気にかけないこと。心配しなくともよいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味や使い方については下記の通りです。

平気の意味①「心に動揺がないこと。落ち着いていること。また、そのさま。平静。」

「平気」の一つ目の意味は「心に動揺がないこと。落ち着いていること。また、そのさま。平静。」です。

落ち着いていて心が穏やかなことを言います。
「平気な顔を装う」などの場合はこの意味です。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・恐ろしいような気さえしたが、心の底では無理に平気に構えていた。
(出典:島田清次郎『地上』)

・黙って金を渡すときの気持は、人が思っているほどには平気ではなかった。
(出典:織田作之助『夫婦善哉』)

・ところが、一旦恋する身になると、どうやら平気でいられるものらしい。
(出典:ツルゲーネフ・イワン『はつ恋』)

・誰の前ででも平気で描くには、相当の修養が要る。
(出典:中谷宇吉郎『南画を描く話』)

・博士は、平気な顔で、ちょっと自分の尻をがさがさとかいただけであった。
(出典:海野十三『大使館の始末機関』)

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平気の意味②「気にかけないこと。心配しなくともよいこと。また、そのさま。」

「平気」の二つ目の意味は「気にかけないこと。心配しなくともよいこと。また、そのさま。」です。

物事に動じず、なんとも思わないことを意味します。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・酔っ払った時のことは、たいてい忘れてるから、こっちは平気なものだ。
(出典:豊島与志雄『無法者』)

・機械人間は息をしないので、いくら水をかけられても平気なのでしょう。
(出典:江戸川乱歩『青銅の魔人』)

・もう誰もみな安心して平気であの人を利用するようになった。
(出典:織田作之助『天衣無縫』)

・だから少しぐらい話すことを忘れたり間違ったりしたって、全然平気
(出典:赤川次郎『天使は神にあらず』)

・この子は父親が居なくとも、母親が留守でも一向平気のようだ。
(出典:松本清張『事故 別冊黒い画集1』)

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