惨敗
「ライバルとの今度の試合は惨敗に終わった」などのように使う「惨敗」という言葉。
「惨敗」は、音読みで「ざんぱい」と読みます。
「惨敗」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「惨敗」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
惨敗の意味
「惨敗」には次の意味があります。
・ひどい負け方をすること。(出典:デジタル大辞泉)
「惨敗」という言葉をわかりやすく言うと、「ぼろ負け」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・惨敗に終わった例は数知れないが、記憶されているのは勝利ばかり。
(出典:アーサー・C・クラーク『宇宙の旅〈オデッセイ〉シリーズ(全4巻) 2 2010年宇宙の旅』)
・聞いたかも知れないが、この前の村長選のとき、源爺いは惨敗したろう。
(出典:泡坂妻夫『湖底のまつり』)
・だが、一見惨敗したかに見えた義観の腹の中は、もっと複雑であった。
(出典:南條範夫『山岡鉄舟(二)』)
・馬券は昨日と同じような惨敗に終るところだったが、最終レースで挽回。
(出典:山口瞳『還暦老人ボケ日記』)
・いったん撤退した日本軍は、協定を破って再び尼港を攻めて惨敗した。
(出典:豊田穣『松岡洋右――悲劇の外交官――(上)』)
類語
・陥落(かんらく)
意味:攻め落とされること。(出典:デジタル大辞泉)
・完敗(かんぱい)
意味:徹底的に負けること。(出典:デジタル大辞泉)
・大敗(たいはい)
意味:ひどく負けること。スポーツなどで大差で敗れること。おおまけ。(出典:デジタル大辞泉)
・敗戦(はいせん)
意味:戦争・試合などに負けること。まけいくさ。(出典:デジタル大辞泉)
・惜敗(せきはい)
意味:競技や試合などで、わずかの差で負けること。(出典:デジタル大辞泉)