惜敗
「試合に惜敗する」などのように使う「惜敗」という言葉。
「惜敗」は、音読みで「せきはい」と読みます。
「惜敗」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「惜敗」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
惜敗の意味
「惜敗」には次の意味があります。
・競技や試合などで、わずかの差で負けること。(出典:デジタル大辞泉)
僅差で負けてしまうことを言います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼の敵手は決勝まぎわに腹痛を起こして惜敗したと伝えられている。
(出典:寺田寅彦『記録狂時代』)
・こんな態勢で勝ち抜けるはずもなく、三回戦での惜敗で大会をリタイアした。
(出典:丈月城『カンピオーネ! 3 はじまりの物語』)
・長田のチームはその年の日本シリーズで惜敗していた。
(出典:山口洋子『演歌の虫』)
・さすがプロで、いつも男は惜敗させられたが、アマチュアのビー界では最右翼の存在であった。
(出典:半村良『となりの宇宙人』)
・スペイン相手に0対1で負けても「惜敗」として評価されるというサッカーにリュウジは反発し、個人プレーに走り、監督の逆鱗に触れた。
(出典:野沢尚『龍時(リュウジ)3―4』)
類語
・敗北(はいぼく)
意味:戦いに負けて逃げること。敗走。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・戦敗(せんぱい)
意味:戦いに負けること。戦って敗れること。敗戦。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ぐうの音も出ない(ぐうのねもでない)
意味:他から詰問されたり、非を指摘された時などに、一言も反論が出ないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・敗走(はいそう)
意味:戦いに敗れて逃げ走ること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・黒星(くろぼし)
意味:相撲の星取り表で負けを表す黒い丸。転じて、負けること。失敗すること。(出典:デジタル大辞泉)