情熱
「情熱を燃やす」などのように使う「情熱」という言葉。
「情熱」は、音読みで「じょうねつ」と読みます。
「情熱」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「情熱」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
情熱の意味
「情熱」には次の意味があります。
・感情が激しく燃えたつこと。燃えあがるような激しい感情。（出典：精選版 日本国語大辞典）
「情熱」をわかりやすく言うと「気持ちが燃え上がるように高まること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その情熱は彼女には最初のものであり、生涯にただ一度の恋愛だった。
（出典：蒲原有明『夢は呼び交す』）
・青春の情熱そのものがここでは非常な不幸の原因になるのである。
（出典：和辻哲郎『藤村の個性』）
・世間の人は今の自分を見て、金井は年を取って情熱がなくなったと云う。
（出典：森鴎外『ヰタ・セクスアリス』）
・なぜあの男が君には情熱的な性格のように見えるのか、私にはわからない。
（出典：原田義人『城』）
・娘のいったことは自然の意志としたならあまりに生きて情熱に過ぎている。
（出典：岡本かの子『富士』）
類語
・熱血（ねっけつ）
意味：血がわきたつような激しい情熱。熱烈な意気込み。（出典：デジタル大辞泉）
・気迫（きはく）
意味：力強く立ち向かってゆく精神力。（出典：デジタル大辞泉）
・気炎（きえん）
意味：燃え上がるように盛んな意気。議論などの場で見せる威勢のよさ。（出典：デジタル大辞泉）
・覇気（はき）
意味：物事に積極的に取り組もうとする意気込み。（出典：デジタル大辞泉）
・熱意（ねつい）
意味：物事に対する意気込み。熱心な気持ち。（出典：デジタル大辞泉）
