悲観的
「悲観的な考え方」などのように使う「悲観的」という言葉。
「悲観的」は、音読みで「ひかんてき」と読みます。
「悲観的」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「悲観的」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
悲観的の意味
「悲観的」には次の意味があります。
・先行きに望みはないと考えるさま。望みのもてないさま。(出典:デジタル大辞泉)
「この先の人生には希望がない」といったネガティブな意味合いを持ちます。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・晩年の祖父は心が弱っていて、自分の人生について非常に悲観的だった。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 8 祭囃し編かけら&TIPS』)
・こんなときに物を考えても悲観的になるばかりで碌ろくな結論も出ない。
(出典:井上ひさし『ドン松五郎の生活』)
・決定はしたが、その効果に関しては、かなり悲観的にならざるを得なかった。
(出典:山田正紀『謀殺のチェス・ゲーム』)
・「悲観的になっていても仕方があるまい」カシューはきっぱりと言った。
(出典:水野良『ロードス島戦記 4 火竜山の魔竜(下)』)
・悲観的に見れば、すべて先が見えてきたというのが現状でしょうね。
(出典:湯川秀樹『この地球に生れあわせて』)
類語
・ネガティブ
意味:否定的なさま。消極的。(出典:デジタル大辞泉)
・否定的(ひていてき)
意味:否定する内容をもつさま。(出典:デジタル大辞泉)
・マイナス思考(まいなすしこう)
意味:何かにつけて、どうせ失敗するさ、私はだめなんだなどと悪い方向に考えが向くこと。物事を否定的にとらえる考え方。(出典:デジタル大辞泉)
・消極的(しょうきょくてき)
意味:自分から進んで物事をしないさま。引っ込みがちなさま。また、否定的であるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・御先真っ暗(おさきまっくら)
意味:将来の見通しが全くつかないさま。(出典:デジタル大辞泉)