悪用
「個人情報を悪用された」などのように使う「悪用」という言葉。
「悪用」は、音読みで「あくよう」と読みます。
「悪用」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「悪用」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
悪用の意味
「悪用」には次の意味があります。
・本来の目的・用途に反して、悪い目的で使うこと。また、使って悪いことをすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「悪用」をわかりやすく言うと「悪いことをするために使用すること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ひとつ、クラブで得た知識や情報を、公私ともに決して悪用しないこと。
(出典:かんべむさし『建売住宅温泉峡』)
・盗難・紛失カードのリストが配られる前に悪用されるのを防ぐためです。
(出典:田中康夫『ファディッシュ考現学』)
・社会に害を与えるのはともかくとして、魔法の悪用は許されざる行為である。
(出典:桜坂洋『よくわかる現代魔法 第4巻 jini使い』)
・それは武芸者としての自らの能力を悪用しようと決めた時に自らに誓ったことだ。
(出典:雨木シュウスケ『鋼殻のレギオス7 ホワイト・オペラ』)
・技術に応用されたときに、役に立つこともあれば悪用されることもあるわけだよ。
(出典:竹内久美子,日高敏隆『もっとウソを! 男と女と科学の悦楽』)
類語
・活用(かつよう)
意味:物や人の機能・能力を十分に生かして用いること。効果的に利用すること。(出典:デジタル大辞泉)
・誤用(ごよう)
意味:使い方をまちがえること。また、そういう使い方。(出典:デジタル大辞泉)
・乱用(らんよう)
意味:一定の基準や限度を越えてむやみに使うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・試用(しよう)
意味:人や物をためしに用いること。試みに使うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・充用(じゅうよう)
意味:足りないところにあてて用いること。(出典:デジタル大辞泉)