性欲
「性欲が強い」などのように使う「性欲」という言葉。
「性欲」は、訓読みで「せいよく」と読みます。
「性欲」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「性欲」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
性欲の意味
「性欲」には次の意味があります。
・狭義には,両性の性器をめぐる機能とその活動の中で生じる快感を指すと考えられるが,フロイト以後,この考えは人間の性欲については,全く不十分な説明しか与えないのが明らかになった。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
「性欲」をわかりやすく言うと「性的な欲望」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・五十歳の部長では、二十五歳の若い奥さんの性欲を満足させられない。
(出典:神崎京介『禁忌』)
・性欲だって普通の男より、むしろ淡泊なくらいだと思っていたのである。
(出典:五百香ノエル『天秤座号殺人事件』)
・僕のように五十近くなると、性欲生活が生活の大部分を占めてはいない。
(出典:森鴎外『追儺』)
・ある朝、私が目を覚ますと、私の性欲的機能が回復しているのに気づく。
(出典:外村繁『澪標』)
・これは男の性欲が女性よりもはるかに強く、衝動的なせいかもしれない。
(出典:森村誠一『夢の原色』)
類語
・情欲(じょうよく)
意味:性的な満足を得るための、肉体的な欲望。(出典:デジタル大辞泉)
・愛欲(あいよく)
意味:仏教用語。仏教における愛には,愛,親受,欲楽,愛欲,渇愛などがあるが,そのなかで性的な愛を愛欲という。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・劣情(れつじょう)
意味:いやしい心情。また、性的な欲望や好奇心をいやしんでいう語。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・色欲(しきよく)
意味:性的な満足を得るための、肉体的な欲望。(出典:デジタル大辞泉)
・盛り(さかり)
意味:動物が1年の一定の時期に発情すること。(出典:デジタル大辞泉)