思い通り
「いつも思い通りに行くわけではない」などのように使う「思い通り」という言葉。
「思い通り」は、訓読みで「おもいどおり」と読みます。
「思い通り」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「思い通り」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
思い通りの意味
「思い通り」には次の意味があります。
・思っていたとおりになること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「思い通り」とは、物事が事前に予想していた通りになることを言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・これほど思い通りに、ことが運ぶとは思っていなかったのかも知れない。
(出典:平岩弓枝『江戸の娘』)
・病気の話をしてない時は、あたしのこと思い通りにしようとするんだもの。
(出典:ダイアナ・W・ジョーンズ『わたしが幽霊だった時』)
・わたくしの身体もあの夜は丸橋さんに思い通り操縦されてしまいました。
(出典:平坂読『ホーンテッド! 2』)
・そのかわり思い通りにならないからと言っては繰り返し男に殴られてきた。
(出典:内田春菊『息子の唇』)
・十七日に間に合うように、と出した手紙は思い通りに着いたでしょうか?
(出典:宮本百合子『獄中への手紙』)
類語
・自由自在(じゆうじざい)
意味:心のままに万事を動かしうること。思いのままにすること。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・思いのまま(おもいのまま)
意味:心に思うとおり。思う存分。副詞的にも用いる。(出典:デジタル大辞泉)
・気随(きずい)
意味:自分の気持、気分のままにふるまうこと。また、そのさま。気まま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・恣意(しい)
意味:自分の欲するままにふるまう心。自分勝手な考え。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・存分(ぞんぶん)
意味:物事を思いどおりにすること。満足のゆくまですること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)