心血を注ぐ
「心血を注いでつくる」などのように使う「心血を注ぐ」という言葉。
「心血を注ぐ」は、「しんけつをそそぐ」と読みます。
「心血を注ぐ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「心血を注ぐ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
心血を注ぐの意味
「心血を注ぐ」には次の意味があります。
・ 心身の力のありったけを尽くして行う。(出典:デジタル大辞泉)
身体だけでなく精神も尽くして、行うことを指します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・どんな機体にも、その開発と運用に心血を注いできた人間は存在する。
(出典:谷川流『10 涼宮ハルヒの驚愕(前)』)
・彼女は家庭を投げ売って〝システム〟の教育に心血を注いできたのだ。
(出典:高橋昌也『ガンダム・センチネル』)
・あたしや西荻が心血を注いで、お前たちの稽古に付き合った結果なんだ。
(出典:誉田哲也『武士道セブンティーン』)
・自分たちが何年も心血を注いできたプロジェクトの成果を。
(出典:山本弘『まだ見ぬ冬の悲しみも』)
・十四年にわたって、心血を注いで育ててきた世光教会の信徒たちと別れて来たのだ。
(出典:三浦綾子『ちいろば先生物語』)
類語
・専心(せんしん)
意味:心を一つのことにだけ集中すること。(出典:デジタル大辞泉)
・打ち込む(うちこむ)
意味:その事に全精力を注ぐ。(出典:デジタル大辞泉)
・没頭(ぼっとう)
意味:一つの事に熱中して他を顧みないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・傾注(けいちゅう)
意味:精神や力を一つの事に集中すること。(出典:デジタル大辞泉)
・鋭意(えいい)
意味:気持ちを集中して励むこと。(出典:デジタル大辞泉)