心労
「心労がたたる」などのように使う「心労」という言葉。
「心労」は、音読みで「しんろう」と読みます。
「心労」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「心労」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
心労の意味
「心労」には次の意味があります。
・あれこれ心配して心を使うこと。また、それによる精神的な疲れ。(出典:デジタル大辞泉)
「心労」という言葉をわかりやすく言うと、「身体的な疲れではなく、精神的に疲労している状態」であるといえます。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・自分みたいに、心労と不安で押しつぶされそうになっていないだろうか?
(出典:ヤマグチノボル『ゼロの使い魔 第12巻<妖精達の休日>』)
・あと、沙都子ちゃんに心労を掛けないよう指導しておく必要もあります。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 8 祭囃し編かけら&TIPS』)
・いよいよ初演というその三日前、重なる心労から母親が脳溢血で倒れた。
(出典:アレクサンドル・デュマ/泉田武二訳『モンテ・クリスト伯』)
・いくは実家に戻ってから心労で床につき、間もなく帰らぬ人となった。
(出典:宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 幻の声』)
・心労のためもあるだろうが、やはり置かれていた環境が劣悪だったのだろう。
(出典:井上祐美子『五王戦国志8 天壌篇』)
類語
・気疲れ(きづかれ)
意味:心づかいや緊張などのため、精神的に疲れること。(出典:デジタル大辞泉)
・気苦労(きぐろう)
意味:あれこれと気を使って、精神的に疲れること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・心痛(しんつう)
意味:心配して深く思い苦しむこと。心を痛めること。(出典:デジタル大辞泉)
・ストレス
意味:寒冷・外傷・精神的ショックなどによって起こる精神的緊張や生体内の非特異的な防衛反応。また、その要因となる刺激や状況。(出典:デジタル大辞泉)
・心配(しんぱい)
意味:物事の先行きなどを気にして、心を悩ますこと。また、そのさま。気がかり。(出典:デジタル大辞泉)