復旧
「車両の故障で乱れたダイヤが先ほど復旧した」などのように使う「復旧」という言葉。
「復旧」は、音読みで「ふっきゅう」と読みます。
「復旧」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「復旧」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
復旧の意味
「復旧」には次の意味があります。
・壊れたり、傷んだりしたものを、もとの状態にすること。また、もとの状態にもどること。(出典:デジタル大辞泉)
「復旧」という言葉をわかりやすく言うと、「もと通りにすること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その後、親との関係は復旧したが、両者の間には確実に距離ができた。
(出典:山本文緒『結婚願望』)
・電話や電気、交通に支障が出たようだが、渋滞以外は全て復旧していた。
(出典:大迫純一『ゾアハンター 3 復讐のエムブリオ』)
・震火災に破損したためであろうが、何故に復旧して建てないのであろう。
(出典:高浜虚子『丸の内』)
・電気が復旧していないため、日が落ちるにつれ暗くなってきた。
(出典:東野圭吾『幻夜』)
・夜の九時ごろ消えて、遅くも十一時までには復旧してくれるだろうか。
(出典:半村良『幻視街』)
類語
・復元(ふくげん)
意味:もとの形態・位置に戻すこと。また、戻ること。(出典:デジタル大辞泉)
・還元(かんげん)
意味:物事をもとの形・性質・状態などに戻すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・回復(かいふく)
意味:悪い状態になったものが、もとの状態に戻ること。また、もとの状態に戻すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・復興(ふっこう)
意味:いったん衰えたものが、再びもとの盛んな状態に返ること。また、盛んにすること。再興。(出典:デジタル大辞泉)
・中興(ちゅうこう)
意味:いったん衰えた物事や状態を、再び盛んにすること。(出典:デジタル大辞泉)