後継者
「後継者が見当たらない」などのように使う「後継者」という言葉。
「後継者」は、音読みで「こうけいしゃ」と読みます。
「後継者」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「後継者」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
後継者の意味
「後継者」には次の意味があります。
・事業や地位、財産などを受け継ぐ人。(出典:デジタル大辞泉)
「後継者」をわかりやすく言うと「会社や団体などで後を継ぐ人」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それが己の技を後継者に伝える最後の機会だと老いた肉体が告げていた。
(出典:ベニー松山『風よ。龍に届いているか(上)』)
・その後継者の存在は知られていても、今まで誰も顔を見たことがないのだ。
(出典:茅田砂胡『スカーレット・ウィザード 第1巻』)
・彼らの後継者たちはその前後に低公害のCVCCエンジンの開発に成功。
(出典:佐藤正明『ホンダ神話 教祖のなき後で(上)』)
・後継者は誰か、これはある限られた人のほかは誰も知ることができませんや。
(出典:坂口安吾『復員殺人事件』)
・健全な壮年のはずであったから、直前まで後継者は決まっていなかった。
(出典:冲方丁『光圀伝』)
類語
・跡取り(あととり)
意味:家督を継ぐこと。また、その人。跡継ぎ。世継ぎ。(出典:デジタル大辞泉)
・嗣子(しし)
意味:家を継ぐべき子。あととり。(出典:デジタル大辞泉)
・家督(かとく)
意味:家を継ぐべき子。嫡子。惣領。あととり。家督相続人。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・世継(よつぎ)
意味:跡目を相続すること。また、その人。あととり。(出典:デジタル大辞泉)
・総領(そうりょう)
意味:家名を継ぐべき人。家の相続人。跡取り。(出典:デジタル大辞泉)