待機
「自宅で待機する」などのように使う「待機」という言葉。
「待機」は、音読みで「たいき」と読みます。
「待機」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「待機」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
待機の意味
「待機」には次の意味があります。
・意味準備をととのえて機会の来るのを待つこと。(出典:デジタル大辞泉)
「待機」をわかりやすく言うと、「準備万端の状態でタイミングを待つこと」です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼らは待機を命じられたその町で、それぞれに時間潰つぶしをしているのだ。
(出典:CNOVELS編集部『C★NOVELS創刊25周年アンソロジー』)
・私たちは夕方になるとその家へ遊びに行つて八時すぎまで待機の姿勢をとる。
(出典:伊丹万作『私の活動写真傍観史』)
・こうして無事にシブリンが空港へ着くと、すでに特別機が待機していた。
(出典:E・E・スミス/川口正吉訳『ヴァレロンのスカイラーク』)
・そうでなくても、半数は一時休暇で自宅待機してもらっているのである。
(出典:南里征典『成城官能夫人』)
・待機していた昆虫屋とサクラに合図して危険がないことを知らせてやる。
(出典:安部公房『方舟さくら丸』)
類語
・保留(ほりゅう)
意味:そのまま保ちとどめておくこと。とめておくこと。(出典:デジタル大辞泉)
・待命(たいめい)
意味:命令の出るのを待っていること。(出典:デジタル大辞泉)
・待つ(まつ)
意味:物事・人・時が来るのを予期し、願い望みながら、それまでの時間を過ごす。また、用意して備える。(出典:デジタル大辞泉)
・控える(ひかえる)
意味:用事や順番に備えて、すぐ近くの場所にいて待つ。待機する。(出典:デジタル大辞泉)
・スタンバイ(standby)
意味:いつでも行動できるような態勢で待機すること。また、その状態。(出典:デジタル大辞泉)