形態
「形態変化」などのように使う「形態」という言葉。
「形態」は、音読みで「けいたい」と読みます。
「形態」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「形態」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
形態の意味
「形態」には次の意味があります。
・生物や機構などの組織体を外から見たかたちやありさま。形体。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言えば「かたち」という意味です。
物体のかたちだけでなく、組織や文化などのかたちについても使います。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・それまでにはなかったまったく新しい形態の生物が生まれた。
(出典:ホーガン『星を継ぐもの』)
・ラジオは最も発達した形態のジャーナリズム施設である。
(出典:戸坂潤『世界の一環としての日本』)
・多くの真実がユーモラスな形態のうちに語られていた。
(出典:ウェルズ/宇野利泰訳『宇宙戦争』)
・精細に形態上の観察を行い、かつそれを記録するようにするがよい。
(出典:牧野富太郎『植物記』)
・それがなかったら、彼らはまったく形態的には人間とかわりがない。
(出典:バローズ『火星シリーズ9 火星の合成人間』)
・エジプトの記念物でよく知られていた装飾形態である。
(出典:シュリーマン/関楠生『古代への情熱』)
・それは来たるべき時代の歴史的形態において、すでにそうである。
(出典:中井正一『リズムの構造』)
・いろいろな惑星系から来た多くの生命形態が含まれていた。
(出典:ハーラン・エリスン『ステンレス・スチール・ラット シリーズ(全5巻) 4 ステンレス・スチール・ラット諸君を求む』)