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当事者とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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当事者

「当事者の話を聞く」などのように使う「当事者」という言葉。

「当事者」は、音読みで「とうじしゃ」と読みます。

「当事者」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「当事者」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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当事者の意味

「当事者」には次の二つの意味があります。

1 その事柄に直接関係している人。
2 ある法律関係に直接関与する人。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

当事者の意味①「その事柄に直接関係している人。」

「当事者」の一つ目の意味は「その事柄に直接関係している人。」です。

「直接関係している人」というのは、ある出来事を目の前で見聞きした人、体験した人、と言えるでしょう。
「関係者」と比べると、話題となっている出来事との「距離感」が違います。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・しかし当事者は、もっと恋愛から結婚まで一直線に考えるものなんだよ。
(出典:阿刀田高『花の図鑑(上)』)

当事者になれば権利が生じると勘違いしている日本人は以前にもたくさんいた。
(出典:池上永一『レキオス』)

・戦争をすることの利害なんかは、戦争をする当事者にしか分からない。
(出典:橋本治『二十世紀(下)』)

・しかもそれを当事者自身は何か英雄的行為のようにうぬ惚れ切ってするのですからね。
(出典:芥川竜之介『或恋愛小説』)

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類語

ステークホルダー
意味:企業の利害関係者のこと。株主や債権者・取引先・顧客など。地域住民・地域社会を含めていう場合もある。(出典:デジタル大辞泉)

アクター
意味:ある事件や事柄の関係者。(出典:精選版 日本国語大辞典)

キーパーソン
意味:かぎを握る人物。重要人物。キーマン。(出典:デジタル大辞泉)

黒幕(くろまく)
意味:表面には出ないで、指図をしたり、はかりごとをめぐらしたりする者。(出典:デジタル大辞泉)

当事者の意味②「ある法律関係に直接関与する人。」

「当事者」の二つ目の意味は「ある法律関係に直接関与する人。」です。

民事事件や刑事事件など、法律的な手続きを必要とする「事件」に関わる人を指します。
意味①よりも対象範囲は限定的です。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・警察を介入させないなら、当事者たちの間で解決させるしかないからだ。
(出典:三上延『ビブリア古書堂の事件手帖 第6巻 ~栞子さんと巡るさだめ~』)

・この事件と当事者の名前とが、それ以来ぼくの頭に残っていたのだ。
(出典:フィッツジェラルド/野崎孝訳『グレート・ギャツビー』)

・そしてこの事件の当事者は実質的にその二人のみだと思われている。
(出典:京極夏彦『狂骨の夢』)

・弁護士や報道陣が去った後、飯島家には当事者の三人だけが残った。
(出典:山村美紗『殺意のまつり』)

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類語

責任者(せきにんしゃ)
意味:ある事柄について、その責任を負うべき人。(出典:デジタル大辞泉)

容疑者(ようぎしゃ)
意味:犯罪の疑いをかけられた者。法律では「被疑者」という。(出典:デジタル大辞泉)

原告(げんこく)
意味:訴訟を起こした者。(出典:精選版 日本国語大辞典)

被告(ひこく)
意味:訴訟事件で訴えられた方。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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