強靭
「強靭な肉体」などのように使う「強靭」という言葉。
「強靭」は、音読みで「きょうじん」と読みます。
「強靭」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「強靭」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
強靭の意味
「強靭」には次の意味があります。
・しなやかで強いこと。柔軟でねばり強いこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「強靭」をわかりやすく言うと、「耐久性に加え、弾力性・柔軟性も持ち合わせており、しなやかで、粘り強いこと。」という意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・よほど強靭な精神力を持っていなければ、とうていできることではなかった。
(出典:山田正紀『宝石泥棒』)
・あどけなさを残した表情にも、そう言えば、何処か強靭な意志が窺えた。
(出典:菊地秀行『吸血鬼ハンター07a D-北海魔行 上』)
・山に生まれ、山を友として育ったやさしさと、強靭なところをもっていた。
(出典:植村直己『エベレストを越えて』)
・一流と呼ばれる剣士でさえ敵わないほど、強靭な技と力を身に付けている。
(出典:児玉ヒロキ『イット2』)
・それは、内面の強靭さをそのまま面に現わしたような迫力を感じさせた。
(出典:内田康夫『平家伝説殺人事件』)
類語
・頑丈(がんじょう)
意味:からだが丈夫なさま。また、物の作りが堅牢なさま。(出典:デジタル大辞泉)
・タフ
意味:頑丈なさま。強い体力と不屈な精神力 を備えているさま。(出典:デジタル大辞泉)
・ごつい
意味:大きくて、かどばっている。 いかにも頑丈そうである。(出典:デジタル大辞泉)
・手強い(てごわい)
意味:なかなか強く て油断できない。(出典:デジタル大辞泉)
・気丈夫(きじょうぶ)
意味:気持ちがしっかりしている こと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)