建設的
「建設的な考え方」などのように使う「建設的」という言葉。
「建設的」は、音読みで「けんせつてき」と読みます。
「建設的」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「建設的」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
建設的の意味
「建設的」には次の意味があります。
・現状をよりよくしていこうと積極的な態度でのぞむさま。(出典:デジタル大辞泉)
「建設的」とは、前向きな考え方で、物事を良い方向に前進させる意識を持つときに使う言葉です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・今、半端な自分が無理をして事故を起こすよりは、そのほうが建設的だ。
(出典:平安寿子『くうねるところすむところ』)
・そのばあいには、建設的な性格をもつ一つの全体の一部分なのである。
(出典:ラッセル/日高一輝訳『幸福の獲得について』)
・この余剰時間をいったいどう過ごすのが合理的かつ建設的なんだろうか。
(出典:久美沙織『小説版MOTHER1』)
・ただ、緊急の、建設的行動が必要だという意識だけに支えられていたのだ。
(出典:ハインライン『デリラと宇宙野郎たち』)
・それでは名誉回復のために、ちょっとは建設的なことでも述べておきますか。
(出典:竹本健治『匣の中の失楽』)
類語
・積極的(せっきょくてき)
意味:物事を進んでするさま。(出典:デジタル大辞泉)
・意欲的(いよくてき)
意味:物事を積極的に成し遂げようとするさま。(出典:デジタル大辞泉)
・肯定的(こうていてき)
意味:そのとおりであると同意するさま。積極的に認めるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・精力的(せいりょくてき)
意味:活動する力のあふれるさま。疲れを見せずに物事に積極的に対処していくさま。(出典:デジタル大辞泉)
・前向き(まえむき)
意味:物事に対する姿勢が積極的、建設的であること。(出典:デジタル大辞泉)