延焼
「延焼を食い止めることができた」などのように使う「延焼」という言葉。
「延焼」は、音読みで「えんしょう」と読みます。
「延焼」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「延焼」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
延焼の意味
「延焼」には次の意味があります。
・火事が火元から他に燃え広がること。(出典:デジタル大辞泉)
「延焼」をわかりやすく言うと「火災が火元から燃え広がること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・延焼して自分の家にまで火が付いたら困るものね。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 4 暇つぶし編』)
・えー、園原基地で大規模な爆発が発生し、現在も延焼中とのことです。
(出典:秋山瑞人『イリヤの空、UFOの夏 その3』)
・風の強さや向き次第では、あるいは真面目に延焼を心配しなければならなかっただろう。
(出典:綾辻行人『暗黒館の殺人(上)改訂6-2-8』)
・火災も続発したが、延焼して大火事となるにはいたらなかったらしい。
(出典:ブロック『アーカム計画』)
・最近のマンションはよく出来ていて、防火対策の為に延焼しないように出来ているらしい。
(出典:牧野修『ファントム・ケーブル』)
類語
・貰い火(もらいび)
意味:よそから出た火事で自分の家も焼けること。類焼。(出典:デジタル大辞泉)
・火災(かさい)
意味:火による災難。火事。(出典:デジタル大辞泉)
・失火(しっか)
意味:過失から火事を出すこと。また、その火事。(出典:デジタル大辞泉)
・全焼(ぜんしょう)
意味:火事で家屋、家財など残らず焼け失せること。まるやけ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・鎮火(ちんか)
意味:火事が消えること。火事を消すこと。(出典:デジタル大辞泉)