廉価
「廉価な商品」などのように使う「廉価」という言葉。
「廉価」は、音読みで「れんか」と読みます。
「廉価」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「廉価」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
廉価の意味
「廉価」には次の意味があります。
・値段が安いこと。安い値段。また、安いさま。安価。(出典:デジタル大辞泉)
「廉価な商品」は「値段が安い商品」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・日本に生まれて、それが一番法的に安全で廉価なドラッグだったからだ。
(出典:中島らも『今夜、すべてのバーで』)
・続いては廉価であるということが、実に美を増す大きな基礎なのです。
(出典:柳宗悦『民芸とは何か』)
・ずっと廉価で、同じ効果を期待することができるのではあるまいか。
(出典:阿刀田高『三角のあたま』)
・比較的簡単で廉価でさうしてこれほど有益なものは他に類が少いであらう。
(出典:正岡子規『病牀六尺』)
・廉価が粗悪を意味して来たのは、全く現代の社会制度の罪に過ぎない。
(出典:柳宗悦『工芸の道』)
類語
・安価(あんか)
意味:値段の安いこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・安値(やすね)
意味:値段の安いこと。安い値段。(出典:デジタル大辞泉)
・割安(わりやす)
意味:品質・分量などの割合をくらべてみると、安価であること。相対的に安いこと。特に、相場で他の銘柄と比較して安いこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・徳用(とくよう)
意味:値段のわりに利益のあること。安くて得なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・格安(かくやす)
意味:品質の割合に値段が安いこと。また、そのさま。わりやす。(出典:精選版 日本国語大辞典)