広域
「広域捜査」などのように使う「広域」という言葉。
「広域」は、音読みで「こういき」と読みます。
「広域」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「広域」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
広域の意味
「広域」には次の意味があります。
・広い区域。広い範囲。(出典:デジタル大辞泉)
「広域捜査」は「広い範囲の捜査」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・向こうの正確な位置はわからないから、広域波を使わなけりゃならん。
(出典:A・バートラム・チャンドラー『銀河辺境シリーズ(全25巻) 14 惑星スパルタふたたび』)
・広域な集中力は、周囲ではなく殷雷の心そのものに向けられている。
(出典:ろくごまるに『封仙娘娘追宝録9 刃を砕く復讐者(下)』)
・それが最も手薄にして而かも最も広域に分散させたのは誰なのだ。
(出典:伊藤桂一『遥かなインパール』)
・ファクスは二百年前の糸降りが広域にわたっていた事実を決定的にしたばかり。
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 7 竜の夜明け〔上〕』)
・これが女官機構の身分差を越えた広域活動を可能にした。
(出典:池上永一『テンペスト2 花風の巻』)
類語
・広い(ひろい)
意味:面積が大きい。空間に余裕がある。(出典:デジタル大辞泉)
・広大(こうだい)
意味:広く大きいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・広漠(こうばく)
意味:広々としてはてしないさま。(出典:デジタル大辞泉)
・広角(こうかく)
意味:角度が大きいこと。また特に、写真のレンズの写す範囲が広いこと。(出典:デジタル大辞泉)
・蒼茫(そうぼう)
意味:見渡すかぎり青々として広いさま。(出典:デジタル大辞泉)