幾何学模様
「美しい幾何学模様」などのように使う「幾何学模様」という言葉。
「幾何学模様」は、音読みで「きかがくもよう」と読みます。
「幾何学模様」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「幾何学模様」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
幾何学模様の意味
「幾何学模様」には次の意味があります。
・直線あるいは曲線を基本に構成した抽象的な連続模様。格子(こうし)、菱文(ひしもん)、あるいは波状文、渦巻き文など。幾何学的模様。（出典：精選版 日本国語大辞典）
単純な図形を重ねたり、連続させたりすることで出来上がる模様のことを「幾何学模様」といいます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・写真で見たのと同じように、表面に無数の幾何学模様が描かれている。
（出典：同人『涼宮ハルヒの微笑』）
・文昭は、赤や黄色や緑の幾何学模様がプリントされたシャツを着ていた。
（出典：田中康夫『スキップみたい、恋みたい』）
・床の中央付近に、不思議な幾何学模様を描く溝があるのに気がついた。
（出典：小林めぐみ『ねこのめ 第2巻 羅針盤の夢』）
・しかもこの集塊は、全体として見事な幾何学模様をつくって配列する。
（出典：養老孟司『ヒトの見方』）
・けどそれは数えられる程度の数で、ある意味幾何学模様みたいなものなんだ。
（出典：奈須きのこ『月姫 黎明の月(アルクェイド・グッドエンド)』）
類語
・対称（たいしょう）
意味：二つの図形が、点・線・面などについて互いに向き合う位置関係にあること。それぞれ点対称・線対称・面対称とよぶ。シンメトリー。（出典：デジタル大辞泉）
・シンメトリー
意味：左右対称であること。左右の各部分のつりあいがとれていること。また、そのさま。均斉。（出典：デジタル大辞泉）
・調和（ちょうわ）
意味：全体がほどよくつりあって、矛盾や衝突などがなく、まとまっていること。また、そのつりあい。（出典：デジタル大辞泉）
・均等（きんとう）
意味：平均して等しいこと。平等で差がないこと。等しくならした状態であること。また、そのようなさま。同等。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・図形（ずけい）
意味：物の形を図にかいたもの。（出典：デジタル大辞泉）
