帰路
「帰路につく」などのように使う「帰路」という言葉。
「帰路」は、音読みで「きろ」と読みます。
「帰路」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「帰路」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
帰路の意味
「帰路」には次の意味があります。
・帰る時に通る道。帰り道。また、帰る時。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「帰路」は帰る時のことを指しますが、その反対の行く時を指す言葉は「往路」となります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・一日の仕事を終え帰路につきつつある彼女等は決して急ごうとはしない。
(出典:飯田蛇笏『茸をたずねる』)
・それでは家来がとりに来るからという事になってすぐに帰路についた。
(出典:子母沢寛『父子鷹 下巻』)
・こうして二月の始まりの日、僕と式は一緒に夜の街を歩いて帰路についた。
(出典:奈須きのこ『空の境界 (下)』)
・帰路はまったく時間がかからなかったような気がしたことだけは覚えている。
(出典:ローリング『ハリー・ポッターシリーズ 3 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』)
・そこに第三吊橋を見たことは、人の住む里への帰路を発見したことであった。
(出典:新田次郎『孤高の人』)
類語
・帰り(かえり)
意味:帰ること。出発点の方へ戻ること。また、その時や、その道筋。(出典:デジタル大辞泉)
・帰り道(かえりみち)
意味:帰る途中の道。(出典:デジタル大辞泉)
・帰途(きと)
意味:帰りみち。(出典:デジタル大辞泉)
・復路(ふくろ)
意味:かえりみち。(出典:デジタル大辞泉)
・家路(いえじ)
意味:わが家へ帰る道。(出典:デジタル大辞泉)