師弟
「あの師弟は固い絆で結ばれている」などのように使う「師弟」という言葉。
「師弟」は、音読みで「してい」と読みます。
「師弟」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「師弟」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
師弟の意味
「師弟」には次の意味があります。
・師と弟子。先生と弟子。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「師弟」は「師匠と弟子」「教師と生徒」などの組み合わせを表す言葉です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・一体今日の師弟の関係からしてあまりに功利的に過ぎるというものです。
(出典:上村松園『絹と紙の話と師弟の間柄の話』)
・年齢の相違もあるので二人の間には師弟といったような感覚も交っていた。
(出典:九鬼周造『かれいの贈物』)
・おれが汝らを一夢と師弟の約束をさせたのは、ほかに思う所があったのだ。
(出典:海音寺潮五郎『史談と史論(上)』)
・さてその夜はそこに一泊して、翌日は師弟四人また西をさして出発した。
(出典:呉承恩/檀一雄訳『西遊記(下)』)
・師弟であり後継人だった男が、七人目のマスターだったというのだから。
(出典:奈須きのこ『Fate/stay night セイバー -v1.00』)
類語
・先生(せんせい)
意味:学問や技術・芸能を教える人。特に、学校の教師。また、自分が教えを受けている人。師。師匠。(出典:デジタル大辞泉)
・教師(きょうし)
意味:学校などで、学業・技芸を教える人。先生。教員。(出典:デジタル大辞泉)
・弟子(でし)
意味:師について、学問や技芸の教えを受ける人。門人。門弟。また、徒弟。ていし。(出典:デジタル大辞泉)
・生徒(せいと)
意味:学校などで教えを受ける者。(出典:デジタル大辞泉)
・師匠(ししょう)
意味:学問、芸術または武芸などを教える人。先生。(出典:精選版 日本国語大辞典)