帝国
「大日本帝国」などのように使う「帝国」という言葉。
「帝国」は、音読みで「ていこく」と読みます。
「帝国」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「帝国」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
帝国の意味
「帝国」には次の意味があります。
・皇帝の統治する国家。(出典:デジタル大辞泉)
また、「広大な領土を支配する国家」という意味で使うこともあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・皇帝が帝国を所有するように、彼は海を所有しているのだ。
(出典:メルヴィル/高村勝治訳『白鯨(上)』)
・帝国の宮殿はトル・ホネスの中央にある小高い丘の上にそびえ立っていた。
(出典:エディングス『ベルガリアード物語2 蛇神の女王』)
・ おれは帝国きっての拳術家の一人で、あらゆる技に通じた師匠についていた。
(出典: フーリック/大室幹雄訳『中国梵鐘殺人事件』 )
・革命と帝国とは、彼の夢見るような瞳の前に遠景をなして光り輝いた。
(出典:ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』)
・悪魔の帝国は維持したいという感じでしょうか。
(出典:大川隆法『秘密の法』)
類語
・植民地(しょくみんち)
意味:ある国からの移住者によって経済的に開発され、その国の新領土となって本国に従属する地域。(出典:デジタル大辞泉)
・侵略主義(しんりゃくしゅぎ)
意味:他国を侵略して自国の領土を拡張することを政策とする主義。(出典:デジタル大辞泉)
・軍事力(ぐんじりょく)
意味:国家が戦争や防衛を行うための能力。(出典:デジタル大辞泉)
・植民地主義(しょくみんちしゅぎ)
意味:植民地を獲得・維持し、拡大しようとする政策。(出典:デジタル大辞泉)
・国民国家(こくみんこっか)
意味:国民を主体としてつくられた国家。市民社会を基盤としてつくられた国家。(出典:デジタル大辞泉)