崩壊
「崩壊の危機」などのように使う「崩壊」という言葉。
「崩壊」は、音読みで「ほうかい」と読みます。
「崩壊」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「崩壊」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
崩壊の意味
「崩壊」には次の意味があります。
・くずれてしまうこと。こわれてしまうこと。(出典:デジタル大辞泉)
「崩壊」は漢字の通り「崩れて壊れること」を意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・文明の崩壊がはじまったのは、わずか千五百年かそこら前のことなのに!
(出典:ラリイ・ニーヴン『リングワールド・シリーズ(全4巻) 1 リングワールド』)
・だが一方では、崩壊をどうかして止めようとする願いも否定出来かねる。
(出典:亀井勝一郎『大和古寺風物誌』)
・まるで自我崩壊したような表情であるが多分今、彼は猛烈に考えている。
(出典:京極夏彦『鉄鼠の檻』)
・あの空気も水もない月の表面に、近年みょうな崩壊現象がおこるのです。
(出典:海野十三『海底大陸』)
・この点で、今日の文明は、憎悪の嵐の中で一路崩壊していく危険がある。
(出典:ラッセル/日高一輝訳『幸福の獲得について』)
類語
・崩落(ほうらく)
意味:くずれ落ちること。(出典:デジタル大辞泉)
・倒壊(とうかい)
意味:建物などがたおれてつぶれること(出典:デジタル大辞泉)
・分解(ぶんかい)
意味:一つに結合しているものを、要素や部分に分けること。(出典:デジタル大辞泉)
・決壊(けっかい)
意味:堤防などが切れて崩れること(出典:デジタル大辞泉)
・全滅(ぜんめつ)
意味:残らず滅びること。また、残らず滅ぼすこと。(出典:デジタル大辞泉)