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奔流とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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奔流

「奔流に押し流される」などのように使う「奔流」という言葉。

「奔流」は、音読みで「ほんりゅう」と読みます。

「奔流」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「奔流」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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奔流の意味

「奔流」には次の意味があります。

・激しい勢いで流れること。また、その流れ。奔湍(ほんたん)。(出典:精選版 日本国語大辞典)

川などが激しく流れることを意味し、比喩的にも使われます。
同じ読みの「本流」という言葉がありますが、そちらは「主流」という意味を持っています。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・外へ奔流のように出た門弟たちは、門の前で左右に分かれて駈けてゆく。
(出典:山田風太郎『八犬傳(下)』)

・後ろのドアが開いて、弾丸の奔流がおれを二つに引き裂かないうちにだ。
(出典:ハーラン・エリスン『ステンレス・スチール・ラット シリーズ(全5巻) 1 ステンレス・スチール・ラット』)

・いったん奔流のようにあふれ出た血はすぐに勢いが失せて滴りとなった。
(出典:リチャード・フッカー『マッシュ』)

・向かう先から来るのは雑踏の奔流と、家に向かう人々の前を見た視線。
(出典:川上稔,古橋秀之,橋本紡,高畑京一郎,中里融司,土門弘幸『逢えば恋する乙女ら (電撃hp09)』)

・彼らは、この建物が安全かどうかを見にきたらしく、奔流をのぞいていた。
(出典:松本清張『波の塔(上)』)

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類語

・急流(きゅうりゅう)
意味:水勢の速い流れ。(出典:デジタル大辞泉)

・激流(げきりゅう)
意味:勢いのはげしい流れ。はげしく変化する物事のたとえにもいう。(出典:デジタル大辞泉)

・放流(ほうりゅう)
意味:せき止めた水を放出すること。(出典:デジタル大辞泉)

・貫流(かんりゅう)
意味:川などが貫いて流れること。(出典:デジタル大辞泉)

・波瀾(はらん)
意味:大小の波。波濤。(出典:デジタル大辞泉)

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