崇敬
「崇敬の対象」などのように使う「崇敬」という言葉。
「崇敬」は、音読みで「すうけい」と読みます。
「崇敬」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「崇敬」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
崇敬の意味
「崇敬」には次の意味があります。
・あがめうやまうこと。尊崇。（出典：デジタル大辞泉）
「崇敬」は「対象に敬意を持つ」という意味になります。
似た言葉の「崇拝」には「対象を拝む」というニュアンスがあります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・あくまで彼のなかには朝廷への崇敬があり、上への越権は気にかかるらしい。
（出典：吉川英治 『私本太平記』）
・国民の精神的な支柱として、崇敬を受けていることは確かなのだ。
（出典：竹河聖 『風の大陸 第28巻 最終章 祈り』）
・彼女はただ単純に彼を愛し彼を崇敬していた。
（出典：ユゴー・ヴィクトル 『レ・ミゼラブル』）
・抗州にも岳王廟が建てられ、神として崇敬されるようになる。
（出典：田中芳樹 『紅塵』）
・神社は信仰の対象ではなく、国民が義務として崇敬する対象とされた。
（出典：小野不由美 『黒祠の島』）
類語
・畏敬（いけい）
意味：偉大な人や権力のある人を、おそれうやまうこと。（出典：デジタル大辞泉）
・リスペクト
意味：尊敬すること。敬意を表すこと。価値を認めて心服すること。（出典：デジタル大辞泉）
・崇拝（すうはい）
意味：心から傾倒して、敬い尊ぶこと。（出典：デジタル大辞泉）
・敬愛（けいあい）
意味：尊敬し、親しみの心を持つこと。（出典：デジタル大辞泉）
・敬服（けいふく）
意味：感心して尊敬の念を抱くこと。（出典：デジタル大辞泉）
