局地的
「局地的な豪雨」などのように使う「局地的」という言葉。
「局地的」は、音読みで「きょくちてき」と読みます。
「局地的」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「局地的」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
局地的の意味
「局地的」には次の意味があります。
・物事がある地域に限られているさま。(出典:デジタル大辞泉)
「局地的」は特定の地域で発生する大雨など、地域を限定する際に使われます。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・過去の例を見ると、こういった連続した事件は局地的に発生する場合が多い。
(出典:片山憲太郎『電波的な彼女2』)
・まず英語を話す国民にとっては四八年革命はヨーロッパ「大陸」の局地的事件にすぎない。
(出典:良知力『向う岸からの世界史 ―一つのの四八年革命史論』)
・奥胎内では局地的に六百四十八ミリを記録し、全体でも四百七十ミリを記録した。
(出典:吉岡忍『奇跡を起こした村のはなし』)
・ところで、局地的には農産物は余っているかのように見える。
(出典:井上ひさし『コメの話』)
・威力は近所に局地的地震が発生するほど。
(出典:有川浩『キケン』)
類語
・局所的(きょくしょてき)
意味:全体の中の一部分だけに当てはまっていること、または、そうした一部分のこと。(出典:実用日本語表現辞典)
・限定的(げんていてき)
意味:限定されていること、限られていること。(出典:実用日本語表現辞典)
・一部(いちぶ)
意味:全体の中のある部分。一部分。(出典:デジタル大辞泉)
・部分的(ぶぶんてき)
意味:全体のうち、一部分に限って関係のあるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・局部的(きょくぶてき)
意味:ある限られた部分だけに関係しているさま。(出典:デジタル大辞泉)