小躍り
「小躍りして喜ぶ」などのように使う「小躍り」という言葉。
「小躍り」は、訓読みで「こおどり」と読みます。
「小躍り」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「小躍り」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
小躍りの意味
「小躍り」には次の意味があります。
・とびあがらんほどに喜ぶこと。(出典:デジタル大辞泉)
喜んで体を小刻みに動かすことや、おどらんばかりに喜ぶことを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・咲子は小躍りつきで承知し、後の二人も渋々、おれとの別れに同意した。
(出典:菊地秀行『トレジャー・ハンター16 エイリアン蒼血魔城』)
・それはともかく僕は正直なところ、その女のアイデアに小躍りしたな。
(出典:花村萬月『ゲルマニウムの夜 王国記』)
・病院での出来事を告げると、服部は小躍りせんばかりによろこんだのだ。
(出典:奥田英朗『邪魔』)
・彼の死を知って小躍りした連中が何人もいるに違いないと思うと、我慢ならなかった。
(出典:東野圭吾『幻夜』)
・カーラーンの部下たちは小おどりしてよろこび、十四日の夜にそなえた。
(出典:田中芳樹『アルスラーン戦記1 「王都炎上」』)
類語
・欣喜雀躍(きんきじゃくやく)
意味:こおどりして喜ぶこと。大喜びすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・愉悦(ゆえつ)
意味:楽しみよろこぶこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・悦に入る(えつにはいる)
意味:物事がうまくいって、心うれしい状態になる。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・狂喜乱舞(きょうきらんぶ)
意味:小躍りして非常に喜ぶこと。(出典:四字熟語を知る辞典)
・喜悦(きえつ)
意味:心からよろこぶこと。大きなよろこび。(出典:デジタル大辞泉)