小太り
「小太りな男が現れた」などのように使う「小太り」という言葉。
「小太り」は、訓読みで「こぶとり」と読みます。
「小太り」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「小太り」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
小太りの意味
「小太り」には次の意味があります。
・ちょっと太っていること。太り気味のこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「小太り」とは、高身長の人よりも、低身長で太っている人に対して使うことが多く、少し太っているだけと言うよりも小さくて太っていると言うイメージを持つ言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・丸テーブルのひとつに座っていた小太りの男が、おれに声をかけてきた。
(出典:石田衣良『池袋ウエストゲートパーク 第4巻 電子の星』)
・そこへベースを担いだ小太りの男が現れ、確認するような視線を投げる。
(出典:中村航『ぐるぐるまわるすべり台』)
・続いて質問した男性の方も、小太りで、人の良さそうな笑みを浮かべていた。
(出典:貴志祐介『新世界より』)
・この時点では、まだ、横浜へ行った小太りの刑事からの報告は入っていない。
(出典:津村秀介『異域の死者』)
・小太りで白髪頭でなかなかの恰幅をした、いかにも刑事って感じの人だよ。
(出典:尾崎豊『普通の愛』)
類語
・ぽっちゃり
意味:ふっくらとして愛らしいさま。(出典:デジタル大辞泉)
・太め(ふとめ)
意味:いくらか太いこと。太り気味であること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・肥満(ひまん)
意味:からだが肥えふとること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・太っちょ(ふとっちょ)
意味:太っていること。また、その人をからかっていう語。(出典:デジタル大辞泉)
・中年太り(ちゅうねんぶとり)
意味:40歳代から50歳代にかけて、栄養過多や運動不足などによって肥満すること。また、その状態。(出典:デジタル大辞泉)