尊大
「尊大な態度をとる」などのように使う「尊大」という言葉。
「尊大」は、音読みで「そんだい」と読みます。
「尊大」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「尊大」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
尊大の意味
「尊大」には次の意味があります。
・いばって、他人を見下げるような態度をとること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「尊大」をわかりやすく言うと「他人に対して偉そうな態度をとること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・傲慢で、尊大で、自分の生まれや身分に絶対の自信と自負を抱いている。
(出典:茅田砂胡『デルフィニア戦記 第08巻 「風塵の群雄」』)
・人をそばへ寄せつけぬような、なんとも鼻持ちならぬ尊大さなのである。
(出典:ドストエフスキー/工藤精一郎訳『未成年(下)』)
・彼女はただ物憂げに、尊大に、命令を下しさえすればよいわけだった。
(出典:澁澤龍彦『世界悪女物語』)
・それほどにこの少年からは、北部一の貴族の子だという尊大さが匂ってこないのだ。
(出典:荻原規子『西の善き魔女外伝 ガーラント初見参』)
・彼はこの上なく尊大な態度をとったが、そんなことをしてみても何の役にも立たなかった。
(出典:メイスン/守屋陽一訳『矢の家』)
類語
・高慢(こうまん)
意味:自分が優れていると思って、他をあなどる・こと(さま)。(出典:大辞林 第三版)
・横柄(おうへい)
意味:おごりたかぶって、人を見さげたり無視したりする態度をとること。 (出典:精選版 日本国語大辞典)
・驕傲(きょうごう)
意味:おごりたかぶる・こと(さま)。(出典:大辞林 第三版)
・傲岸(ごうがん)
意味:おごりたかぶっていて、人に屈しないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・高慢ちき(こうまんちき)
意味:いかにも高慢で、憎らしいこと。(出典:デジタル大辞泉)