専攻
「大学では法律学を専攻していた」などのように使う「専攻」という言葉。
「専攻」は、音読みで「せんこう」と読みます。
「専攻」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「専攻」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
専攻の意味
「専攻」には次の意味があります。
・ある一つのことを専門に研究すること。(出典:デジタル大辞泉)
「専攻」をわかりやすく言うと「特定の分野について専門的に研究すること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・心理学を専攻しようと思ったのもあの父の存在によるところが大きい。
(出典:山本文緒『プラナリア』)
・私が大学で哲学を専攻しようと思い立ったのは、一冊の書物のせいだった。
(出典:森本哲郎『読書の旅 愛書家に捧ぐ』)
・社会学を専攻するかどうかは別にして、哲学科に行こうと決めていた。
(出典:内田隆三『社会学を学ぶ』)
・このマスターは大学でフランス文学を専攻し、大学院まで行ったという。
(出典:樋口有介『魔女』)
・化学を専攻した彼は卒業後、ワシントンにある合衆国標準局に勤務した。
(出典:E・E・スミス/川口正吉訳『宇宙のスカイラーク』)
類語
・専門(せんもん)
意味:限られた分野の学問や職業にもっぱら従事すること。また、その学問や職業。(出典:デジタル大辞泉)
・受講(じゅこう)
意味:講習、講義を受けること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・履修(りしゅう)
意味:規定の学科や課程などを習い修めること。(出典:デジタル大辞泉)
・必修(ひっしゅう)
意味:必ず学び修めなければならないこと。また、その科目。(出典:デジタル大辞泉)
・専修(せんしゅう)
意味:特定の学問や技術のみを専門に学ぶこと。専攻。(出典:デジタル大辞泉)